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Café de FUKUSHIMA は,福島の原発被災者を支援しています。

お問い合わせはTEL.080-9439-2216

サマリタンハウス

サマリタンハウスSamaritan House

  

概要

サマリタンハウスの虹 ←二重の虹 サマリタンハウスから撮影

所在地:宮城県亘理郡山元町山寺雁田83-3
敷地 約344㎡(104坪)
床面積 約144㎡(44坪) 2階建て 4LDK
2000年完成
宿泊は10名まで可能
駐車スペースは数台分あります。

 床上50㎝の津波被災をした家です。ご近所は皆さん避難所(仮設)暮らしの経験者です。お隣は,かつて支援に出向いた仮設におられた方です。
ですから,ご近所の方々に家の使い途をお話しすると,直ぐに打ち解け,親しくしていただいています。
            


入手に至るまで

夕焼け  ずっと前からのことですが,被災地に住んで被災者の支援をすることを願っていました。
 復興需要でホテルさがしに毎回苦労しましたし,カフェの道具・食料の保管場所があったらもっと充実した支援ができると考えていました。

 候補地は,支援者が多くいるだろう東京から遠いところ,原発の北側です。
しばらくさがしましたが,南相馬市から相馬市・新地町は,需要が多くて売り物件そのものがほとんどありません。

夕焼け  2015年の初めに宮城県亘理郡山元町で見つかりました。
売りに出て最初の内覧者が私でした。
支援基地としては申し分ない物件で,その上信じられない値段でした。直ぐ予約しました。神様に与えられたとしか言いようがありません。 相当「荒れた家」でしたが、前の所有者が自費できれいにリフォームして下さいました。この方も津波の被災者でした。

 社協の若い職員に私が山元町に半分引っ越したことを話した時「信じられない!」と言われました。神様からら与えられたものを使っているに過ぎません。タラントを土に埋めた人にはなりたくありませんので。(マタイ25:14~)

名前の由来( "Go and Do Likewise" )

ゴッホ  聖書に,クリスチャンなら誰でも知っている超有名人がいます。名前はなく,「サマリヤ人」ととだけ書かれています。「良きサマリヤ人」と呼ばれます。(余談ですが,アメリカには「Good Samaritan laws」という法律があります。ついでにもう一つ。ゴッホやレンブラントが彼の絵を描いています)

(引用開始)
ユダヤ人の律法学者が同じくユダヤ人であるナザレのイエスに永遠の生命のために何をすべきかを問いかけた際,イエスが逆に律法にはどうあるかと尋ね返した。
律法学者が答えた内容(神への愛と隣人への愛)に対しイエスが「正しい,その通りにせよ,そうすれば生きる」と答えると,さらに律法学者が「では隣人とは誰か」と重ねて尋ねた。
これに対し,イエスは以下のたとえ話をした。

 ある人がエルサレムからエリコに向かう道中で(今日のマアレ・アドゥンミームのことであろうと言われている),強盗に襲われて身ぐるみはがれ,半死半生となって道端に倒れていた。祭司,レビ人といった神殿にかかわる人々(宗教家たち)はこの人を助けずに通り過ぎた。
しかしユダヤ人から大変に嫌悪されていたサマリア人は,この半死半生の人を助けた。
傷口の治療をし,家畜に乗せて宿屋まで運び,宿屋に怪我人の世話を頼んで費用まで出した。

 このたとえ話の後,律法学者に対してイエスは,このたとえ話で誰が怪我人の隣人であるかを律法学者に問い,律法学者が「助けた人(サマリア人)である」と答えると,「行って同じようにしなさい」とイエスは言った。(以上出典:wikipedia)

 Go and Do Likewise 「行って同じようにしなさい」
Go and Do サマリタンハウスの玄関にこの言葉を貼ってあります。会社や体育会系の部室にありそうな響きですが,イエスが私たちキリスト者に語った言葉です。

 私たちにキリスト者にとって,原発被災者は,現代の強盗に襲われた人です。
彼らを支援するという願いを込めてルカ10章からサマリタンハウスと命名し,看板も出しました。看板が私たちの決意表明です。

 ここからなら南相馬市・福島市・二本松市・本宮市まで,少し無理すると会津若松市・郡山市・いわき市・三春町まで日帰りで、「強盗に襲われた人」を訪ねられます。

Café de FUKUSHIMAは,宗教者・キリスト者が担っていますが,いわゆる宗教(伝道)活動目的ではありません。結果として「証し」にはなっていますが。
イベントでは,「何で来たのか?」が皆さんの思うことなので,自己紹介は,「サマリタンハウスから来た」と語り,「サマリタン」の意味を説明して納得して戴いています。

利用方法

 ここは,「良きサマリヤ人の宿」です。
畑のキジ  宿屋の主人とサマリヤ人の二役をしていますので,おもてなしは叶いません。
Café de FUKUSHIMA のお手伝いをして下さる方の宿泊は,無料で提供します。ご連絡ください。

 被災者を支援する目的の方であれば,管理人不在でお使い戴くことも可能です。ご相談ください。


ルカによる福音書10章25節~

 すると,ある律法の専門家が立ち上がり,イエスをためそうとして言った。「先生。何をしたら永遠のいのちを自分のものとして受けることができるでしょうか。」

 イエスは言われた。「律法には,何と書いてありますか。あなたはどう読んでいますか。」
すると彼は答えて言った。「『心を尽くし,思いを尽くし,力を尽くし,知性を尽くして,あなたの神である主を愛せよ』,また『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』とあります。」

 イエスは言われた。「そのとおりです。それを実行しなさい。そうすれば,いのちを得ます。」

 しかし彼は,自分の正しさを示そうとしてイエスに言った。
「では,私の隣人とは,だれのことですか。」

 イエスは答えて言われた。
「ある人が,エルサレムからエリコへ下る道で,強盗に襲われた。強盗どもは,その人の着物をはぎ取り,なぐりつけ,半殺しにして逃げて行った。
たまたま,祭司がひとり,その道を下って来たが,彼を見ると,反対側を通り過ぎて行った。 同じようにレビ人も,その場所に来て彼を見ると,反対側を通り過ぎて行った。
ところが,あるサマリヤ人が,旅の途中,そこに来合わせ,彼を見てかわいそうに思い,近寄って傷にオリーブ油とぶどう酒を注いで,ほうたいをし,自分の家畜に乗せて宿屋に連れて行き,介抱してやった。
次の日,彼はデナリ二つを取り出し,宿屋の主人に渡して言った。『介抱してあげてください。もっと費用がかかったら,私が帰りに払います。』

この三人の中でだれが,強盗に襲われた者の隣人になったと思いますか。」

彼は言った。「その人にあわれみをかけてやった人です。」

するとイエスは言われた。「あなたも行って同じようにしなさい。」(新改訳聖書)

   " Then Jesus said to him, "Go and do likewise."(Luke10:37 NKJV)   

       
               レンブラント

Café de FUKUSHIMACafé de FUKUSHIMA

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         83-3
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